アワの岩戸開き

女性性の活性化による優しい社会の創造

世界の始まり

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私は幼い頃、星座が好きでした。

一つ一つの星座を
その星座が持つ
古来から語り継がれてきた物語と共に
眺めているのが至福の時でした。

でもある日
あまりにも唐突に
ある疑問が私の中に生まれました。

どうして私は存在しているんだろう?
どうしてお父さんとお母さんがいるんだろう?
どうして世界中にたくさんの人間がいるんだろう?
どうして猫が、犬が、動物が、植物が
どうして世界が存在しているんだろう?
どうして命があるんだろう?

なぁんにもなくても良かったのに

目に見えるものだけではなく

無という概念

意識さえも

なくても良かったのに。。。

無くてもなにも困らない。

困らないどころか
人は産まれて
そりゃあ楽しいこともたまにはあるけれど
その反対に悲しんだり苦しんだりするのだから
なにも無いほうがいいにきまってる。

てか
いいもわるいもない。

さらに
最後には死んでしまうのだ。
死ぬ方はいいとして
先に死なれるほうの哀しみといったら
生きながらにして味わう地獄だ!

なのにどうして
この世界はあるのだろう?

こんな無駄なこと
なんで始まったんだろう??

そう考えながら
私は夜空に宇宙に吸い込まれそうな感覚になりました。
自分がいなくなってしまいそうで
とても怖かった。

けれど
怖い反面
その疑問はずっと私の中に
存在し続けていました。

それから私は
この問いに答えられそうな人を見つける度に
そっとこの疑問を尋ねてきましたが
その問いに答えることのできる人はいませんでした。
というより
どの答を聞いても
わたしの心のどこかが納得しないのです。

どの答を聞いても
あの
ちえの輪がハズレルときのような
あの
カチッ!という感覚がないのです。

でも今日
気づいたんです。

その答えは
どうして?の中にありました。

わたしが
悲しみや苦しみって何?
って思ったからです。
喜びや平安じゃない状態ってどんな状態?
愛していないってどういうことなの?
とわたしが思ったからです。

この問いと共に世界は始まりました。

そして
始まりを知ると同時に
私は終わりも知りました。

世界の終わりに
私は
この問いの答に関して
何も持たずにおうちに帰ることになるでしょう。

なぜなら
わたしたちの本質は愛でできているからです。