アワの岩戸開き

女性性の活性化による優しい社会の創造

私の体はユーミンでできていた?!

ユーミンの音楽を初めて耳にしたのは

私が12歳の

日曜の朝。

ラジオから流れてきた

この曲


やさしさに包まれたなら - 荒井由実(松任谷由実)

なんだか大人の世界を少し覗き見した感覚だった。

きれいなお姉さんが窓から庭を眺めているイメージ。

すごく、かっこいいなぁと思ったのを覚えている。

 

この曲は

私のblogのタイトルにもなっている

【優しい社会の創造】という私の望みの原点にもなっている。

(と言っても、それに気づいて号泣したのは昨日、秋分の日 笑)

 

それに気付いて思い返してみると

私の青春はユーミンの曲で彩られていた。

(最近はすっかり聞かなくなっているけれど。。。)

14歳でアルバム《ひこうき雲》に初めて針を落としたときの衝撃たるや。

当時の自分の部屋の情景とセットで

セスナの音が耳に残っている。

 

恋がうまくいっているときには

恋人がサンタクロース」を聞いてうかれ

私をスキーに連れてって~♡と叫び

 

「Happy New Year」を聞きながら愛しい人に思いを馳せた。

 

失恋したときには

「海を見ていた午後」

「ビッフェにて」

で、じっとりねっとりもんもんと落ち込んだあげく

「真珠のピアス」で私を裏切った男への復讐を胸にたちあがった。

 

「卒業写真」では青春の日のノスタルジーに浸ったりもした。

 

私の誕生日にユーミンのアルバムが発売されていた時代が何年かあったことも

ご縁を感じるには充分の出来事。

大学時代の私のイメージが

いつもユーミンを聞いている子という人もいた。

 

ほんとユーミンにまつわる思い出を数え上げたらきりがない。

 

数あるユーミンの楽曲のなかで 

冒頭にあげた

やさしさに包まれたなら」の対極をなす楽曲だと私が思っているのが

 

翳り行く部屋 yumin

 

ユーミンはあらゆる場面における女性のあらゆるバージョンをその作品を通じて

疑似体験させてくれる。

正反対ともいえる場面での上質な物語が私の体の細胞に染み込んでいる。

そのおかげで

繊細な感受性を保ったまま

何度うちのめされようと復活する再生力、たくましい精神力を兼ね備えることが

できている。

繊細なおおらかさ

とでもいうようなもの、そういった資質。

まさにこれこそが女性性なのではないかと感じている。

ユーミン世代は

今、重苦しい女性性の呪縛から解き放たれて

ユーミンより手渡されていた

 

《大切な箱》

 

を開くときなのだ。